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モジュール

品質管理システム(QMS)

全工程に組み込まれた品質と、完全なトレーサビリティ

MSF Qualityは、受入検査から最終検査まで、プロセス全体にわたって検査、管理計画、不適合対応をデジタル化します。AIコンピュータービジョンと組み合わせることで、自動化された外観検査も実現します。

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製造業向けのQMS(品質管理システム)とは何ですか?

製造業向けの品質管理ソフトウェアは、受入から最終検査までの検査、管理計画、不適合対応をデジタル化します。Meta Smart Factoryの品質モジュールは、現場での測定値記録、工程のずれを警告するSPC管理図、8Dや5-Whyの根本原因分析によるNCR処理に対応します。ロットをスキャンしていれば不良を機械、作業者、シフト、サプライヤーまで遡れます。AI外観検査の結果も同じ記録に入ります。

主な機能

デジタル管理計画製品・工程ごとに検査項目、頻度、方法を定義します。
工程内検査オペレーターと検査員が、ガイド付き指示に従ってワークステーションで直接測定値を記録します。
SPCと管理図工程が管理状態から逸脱した際に自動アラートを発する統計的工程管理。
不適合ワークフローNCR、根本原因分析(8D/なぜなぜ分析)、是正処置、承認まで、すべてデジタルで完結します。
完全なトレーサビリティあらゆる不良を、ロット、機械、オペレーター、シフト、サプライヤーまで数秒で遡って追跡できます。
証明書と監査対応品質証明書を自動生成し、常に監査対応可能な状態を保ちます。
測定値は手入力しないデジタルノギス、はかりなど、データ出力を持つ測定器の値がそのまま検査記録に入ります。特性値を打ち間違えるという事態がなくなります。
画像検査の結果も同じ記録にAIコンピュータービジョンが自動で外観検査を行い、その結果は検査員が手で記録した測定値と同じ品質記録、同じSPC管理図に入ります。
受入検査がサプライヤー評価になる入荷時に記録した結果から、品番別・ロット別の実績に基づくサプライヤー品質評価が積み上がります。SCPはこの評価を調達先の選定と計画に使います。
アラートがそのシフト中に届く工程で記録した値は、対象の品物がまだ機械にかかっているうちに管理外れの信号を出せます。数時間後に紙から転記した値は、監査用の記録は残りますがフィードバックループは失われます。
判定はERPへ渡す合格・不合格・特採の判定をインターフェース経由でERPへ渡し、在庫の引当停止とスクラップ計上はERP側で行います。測定値、管理図、写真、8DはMSF Qualityが持ちます。
監査の証拠は作り直さず取り出す管理計画、検査記録、不適合、是正処置とその承認が、日付と担当者付きで一か所に揃います。監査前に慌てて揃える必要はなく、検索すれば出てきます。
詳しく読む紙のチェックリストからクローズドループの品質管理へほとんどの工場はすでに品質検査を行っています。問題は、その結果が監査まで誰も開かないバインダーの中にあることです。QMSはループを閉じます。検査から根本原因へ、是正処置へ、そしてその処置が効いたという証拠へ。記事全文を読む →

概要

SPCドリフトアラート付きの管理図
8DNCRと是正処置をデジタル化
ロットスキャンした工程でトレース可能
ISO監査対応

技術仕様

検査値の入力
オペレーターと検査員が、ワークステーションの端末またはタブレットからデジタル管理計画に沿って結果を記録します。機械との接続は不要です。
管理計画の内容
品番と工程ごとに、特性、公差、測定方法、頻度、抜取数を定義します。入力は一度きりですが、ここがこのプロジェクトの実質的な工数です。
SPCの前提条件
管理図は記録された特性値の上で動き、同じ段取りの連続品から採った合理的なサブグループと、公差に対して繰返し性が十分小さい測定器を前提とします。
機械の情報の付与
MSFがすでに機械と接続している場合、記録には機械、シフト、ロットが自動で刻まれます。この接続はプラットフォーム側の機能であり、Qualityの必須要件ではありません。
自動外観検査
AIコンピュータービジョンをオプションで追加できます。推論はオンプレミスのGPUで動くため、画像は構内に留まり、ラインがインターネット回線を待つこともありません。
ERPインターフェース
どの検査判定がどの在庫ステータスになるかを定義し、お使いのERPに合わせて構築とマッピングを行うプロジェクト範囲の作業です。SAPとDynamicsは各社が公開する連携方式を使います。
トレーサビリティの深さ
各工程で何をスキャンしていたかで決まります。ロットをスキャンしていれば機械、オペレーター、投入材料のロット、検査値まで辿れ、そうでなければ指図単位までとなります。
保持期間
検査の明細をいつまで検索可能なまま保持するかは、お客様が決める保管ポリシーです。

稼働の様子:デモ動画

画像認識とAIによる外観品質検査
画像認識とAIによる外観品質検査
詳しく読む実際の生産ラインでAI外観検査はどう機能するか人間の検査員は見える範囲しか捉えられませんが、ディープラーニングを備えたカメラは、そこにあるものすべてを捉えます。AI外観検査が実際にどう導入されるのか(カメラ、モデル、エッジGPU)、そして流出不良が人手の抜き取り検査に比べて大幅に減る理由を解説します。記事全文を読む →

よくあるご質問

測定器との連携に対応していますか?

はい。デジタルノギスやはかりなどの測定機器から値を直接送信でき、手入力によるミスを防げます。

コンピュータービジョンとはどう連携しますか?

AIコンピュータービジョンが自動で外観検査を行い、その結果は同じ品質記録とSPC管理図に反映されます。

サプライヤーも対象に含められますか?

受入検査の結果から、SCPで利用されるサプライヤー品質評価が自動的に構築されます。

品質管理システムは設備と接続しないと使えませんか?

いいえ。管理計画、工程内検査、不適合対応は、オペレーターと検査員がワークステーションで入力するだけで運用できます。設備や測定器と接続すると、その記録の価値が上がります。どの機械、どのシフト、どのロットのものかが自動で刻まれた測定値は、誰かが覚えていなくても後から追えます。測定器からの自動取込には、データ出力を持つ測定器と、その工程のインターフェースが必要になるため、対象になる特性とならない特性が出てきます。まず効いてくる特性から接続してください。

SPCの管理図を回す前に、現場側で何を揃えておく必要がありますか?

三つあります。いずれもソフトの話ではありません。まず測定システムです。繰返し性と再現性が公差に対しても工程のばらつきに対しても十分小さく、管理図に乗せたいばらつきが見える分解能があること。そうでなければ管理図に出るのは測定のノイズです。次にサンプリングです。手の空いた人がその都度採るのではなく、同じ段取りの連続品から合理的なサブグループとして採ること。最後に、管理外れの信号が、そのシフト中に工程を止められる人に届くことです。

管理計画のデジタル化はどれくらい工数がかかりますか?

品番と工程ごとに、特性、公差、測定方法、頻度、抜取数を一度入力する必要があります。これがこのプロジェクトの実質的なコストで、負担がかかるのは品質技術者です。すでに管理計画をExcelやPPAPの一式で持っている工場は転記作業ですが、検査員の頭の中にしかない工場は、そこで初めて書き起こすことになります。クレームが出ている品番から着手してください。

このシステムを入れればISO 9001の認証は取れますか?

取れません。審査員が見るのは、現場が実際に何をしているかです。なくなるのは審査前の駆け込み作業のほうです。管理計画、検査記録、不適合、是正処置とその承認が、日付と担当者付きで一か所に揃うため、証拠は記録から取り出すだけで済みます。元のプロセスが規律を欠いているなら、デジタル化して得られるのは主に、その実態を速く正確に把握できることです。

検査結果はすでにERPに入力しています。別のシステムを増やす意味はありますか?

持っている情報が違うからです。ERPが記録するのはロットの合否や特採といった判定で、在庫の引当を止めたりスクラップを計上したりするにはそれで足ります。しかし個々の測定値も、その裏の管理図も、不良の写真も、8Dも持っていません。そこはMSF Qualityが持ち、判定だけをインターフェース経由でERPに渡します。このインターフェースは、どの検査判定がどの在庫ステータスになるかを含め、お使いのERPに合わせて構築とマッピングが必要です。

出荷した後の製品は、どこまで遡って追跡できますか?

どこまで遡れるかは、そのとき何を記録していたかで決まります。各工程でロットをスキャンしていれば、機械、オペレーター、投入材料のロット、検査値まで記録から辿れますし、同じ条件を共有した他の製品も同じ検索で洗い出せます。ただしそれは、それらが指図単位ではなく工程単位で記録されていた範囲に限られます。スキャンなしで実績計上した工程では、辿れるのは指図までで細かさは失われます。その詳細をいつまで検索可能なまま保持するかは、お客様が決める保管ポリシーです。

検査は紙に記入して、後からまとめて入力する運用でも問題ありませんか?

運用としては回りますが、それではこれをやる理由の大半が失われます。数時間後に入力された値では、対象の品物がまだ機械にかかっているうちにアラートを出すことはできませんし、その測定値と、測定時に機械がどういう状態だったかとの結びつきも切れます。監査用の記録は残り、フィードバックループが消えるということです。紙は端末のない工程での妥当な代替手段であって、展開方針にするものではありません。

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